大学の英語コースについて

ポーランド英語留学の認知度が上がると同時に、学費が安い大学提供の英語コースに申し込む方が増え、BRITISH PEAKにも大学の英語コースに関するお問い合わせや相談が度々入ります。
今回はポーランドの大学が提供する英語コースについて紹介していきます。

ポーランドの大学が提供する英語コースの概要と基本情報

ポーランドでは昔から有名大学がポーランド人や外国人向けの英語コースを設けています。
規模の大きい大学だからこそ可能な低い授業料に加え、当然大学ゆえに揃っている学習環境と設備(クラスルームなど)もあって、その人気は年々高まってきています。
中でも近年、中国などのアジア諸国からの留学生を中心に人気が高まっている英語コースを設けているSWPS大学は、年間(2セメスター、授業時間600時間)の学費が3,000 EUR (2019年6月30日時点の為替レートで約37万円)と非常に低い授業料となっています。

SWPS大学の英語コースについて

SWPS大学はワルシャワ・ヴロツワフ・ポズナニなど複数都市に拠点を置き、文系を中心とした学部が設置されている、ポーランド最大レベルの私立大学です。
最大レベルと言えど、ワルシャワ大学(ワルシャワ)、アダム・ミツキェヴィチ大学(ポズナニ)、ヤギェロン大学(クラクフ)などのようなポーランドを代表する名門大学と比べると、そのレベルと評価は落ちてしまいますが、リベラルアーツ系の大学としてはポーランド国内において最高レベルのようです。

前述した通り、昨今は中国などのアジア諸国からも人気があり、世界中から集まると言われている同大学の英語コースですが、そこには当然のようにメリットとデメリットが存在します。

SWPS大学英語コースのメリット

  • 複数都市(ワルシャワ・ヴロツワフ・ポズナニ)から選択可能
  • 非常に低い予算で留学が実現できる
  • 滞在手段(学生寮・ハウスシェア ・一人暮らし用住居など)が選択可能
  • オプションとしてポーランド語学習も可能

複数都市からの選択が可能

SWPS大学の英語コースでは、複数都市からの選択ができます。
BRITISH PEAKの留学都市でもあるポズナニも、留学都市の一つとして含まれています。

日本人も多く住むワルシャワのような大都市、ヴロツワフのような洗練された文化都市、そしてポズナニのような学園都市など、自分の肌にあった留学都市で学習できる、その選択肢を持てるという部分は大きな利点です。

圧倒的に低い留学費用で実現

学費3,000 EUR (2019年6月30日時点の為替レートで約37万円)、加えて学生寮でダブルルーム(相部屋)のような滞在手段を選んだ場合、年間の学費・滞在費は60万円程に抑えることもできます。これに加えて生活費ですが、1ヶ月間500 PLN (2019年6月30日時点の為替レートで約1万5千円)に抑えた場合、年間で6,000 PLN (2019年6月30日時点の為替レートで約17万円)となり、年間の留学予算が約77万円に収まります。

一人暮らし用の住居物件を借りる場合、当然ながら費用は大きく膨れ上がります。
特にワルシャワやヴロツワフは市内中心地だと物価・賃料が割高のため、住居の賃料などによりますが、その際の留学予算は90万円〜になる可能性もあります。
学生寮やハウスシェアのように、自分の寝室などがある個室というプライベート空間を持ちながらも、キッチンやバスルーム(トイレ・浴室)などを共有する場合は共同生活を送るシェアメイトによってはトラブルなども発生する可能性があります。契約社会のポーランドで、契約内容を一方的に破棄することは難しく、予算を第一に考えた上での決断であっても、この部分は予め覚悟する必要があります。
特にダブルルーム(相部屋)の場合、プライベート空間が無くなるものと考える必要があり、こちらも熟考の上で決める必要があります。

SWPS大学英語コースのデメリット

  • 基本的には多人数で構成されるグループレッスン
  • 年間の授業時間が少ない (BRITISH PEAKの授業時間の66%程)
  • 英語教員は基本的にポーランド人 (非ネイティブスピーカー)
  • 1年を通した目標がA2(初級〜中級の間)レベル達成

グループレッスン

グループレッスンだからダメという訳ではありませんが、どうしてもBRITISH PEAKで行う個別授業やマンツーマン授業と比べると、学習環境としての完成度が大きく下がってしまいます。
以前投稿した記事「個別レッスンの重要性」でも言及しましたが、質の高いグループレッスンを運営するのは容易ではなく、理想4名、最大でも6名程の生徒で構成、更には英語能力や伸び具合によって常にクラス調整する必要もあると考えられます。

大学の英語コース全てが同じではありませんが、SWPS大学のように基本クラス固定といった形式が取られる所が殆どで、各生徒の英語能力や伸び具合などによって調整が取られることはありません。

BRITISH PEAKが個別レッスンを採用する理由

2019.03.19

年間の授業時間は600時間

ポーランドの大学は休暇期間が長く、その間は必然的に休講日となります。
特に夏の休暇時期は、大学によっては3ヶ月間以上空くこともあります。

そのため、授業時間は年間600時間と少なく、BRITISH PEAKの年間授業時間910時間と比べても66%以上の差があります。

学校によっては600時間以上あるところもありますが、それでも700時間を超える年間授業を提供している大学は殆どなく、本格的な英語学習・留学を求めてる人にとっては物足りない時間数となっています。

英語教員は非ネイティブスピーカーが当然の環境

ポーランドの大学で提供されている英語コースで教える英語教員の殆どはポーランド人で成り立っています。
上級レベルに限り英語圏出身のネイティブスピーカーが採用されてる大学もありますが、初級レベルは殆どの確率でポーランド人の英語教員が、クラスで英語を教えます。

ポーランド人=英語の非ネイティブスピーカー、ゆえにポーランド人の英語教員は良くないという意味ではありません。
当然ながら、大学の英語コースで授業を行うポーランド人教員は優秀な方が多く、その殆どがC1〜C2レベル(上級レベル)の英語能力を保持しています。

しかしながら、この部分でBRITISH PEAKの持つ根本的な英語学習のあり方と異なり、英語のような外国語学習環境としては大きなマイナスになると考えています。
これはフィリピン人に英語を教わるフィリピン英語留学にも言えることです。

BRITISH PEAKで英語を教える教員は全員が英語圏出身のネイティブスピーカーに限定しています。
(現在はアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア出身の英語教員と契約を結んでいます。)

留学目標は低め

これは大学ごとに異なり、全ての大学の英語コースに当てはまらないことを前提としますが、SWPS大学の英語コースは留学の目標を以下のように記しています。

Course participants, who by the end of the English Language Course achieve CEFR A2 level of competency

要約すると、同英語コース受講者はA2レベルへの到達を目標とするといった内容になります。
A2レベルは、初級〜中級の間(人によっては中級レベルには至っていないという方もいます。)となり、1年間の英語学習における目標としてはハードルが低い内容となっています。
大学の英語コース自体が初級レベルを対象としたオファーであるため、また授業時間が年間で600時間のみという部分も踏まえると、仕方なのない内容に思えるかもしれませんが、やはり1年間という長い期間を考えるとコストパフォーマンスには合わないかと考えられます。

BRITISH PEAKの英語留学では、初級レベルから1年間の留学を経て、B2レベル(中級〜上級)以上の英語能力まで到達する生徒を多く輩出してきました。

全ての大学が同じ英語コースを提供している訳ではない

冒頭でも書いた通り、ポーランドには複数の大学が英語コースを提供しています。
そして、全ての大学が全く同じ英語コースを提供している訳ではありません。
各大学ごとに異なるサービスや環境があります。

英語学習のみが留学の目的ではないという方、海外生活を実現させることに大きな意義を持たれてる方など、様々な目的や事情があるかと思われます。ご自身に合った英語留学を選択していただければと思います。